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キーワード:深沢 仁 (2 件 / 1 ページ)

R.I.P. 天使は鏡と弾丸を抱く

 

新たなるダークヒーローの、戦いの幕が開く! 自らに向けられた敵意を、相手に反射させる能力を持つフィリップ・リーダスは、ふとしたことから家族思いの少女アンジェリーナと出会う。行きがかり上仕方なく襲撃者から彼女を助けるフィリップだが、それはより大きな災難への序章でしかなかった! 次々と襲いかかる刺客からアンジェリーナを守り切れるか? タフでクールな新たなるダークヒーローの戦いの幕がいま開く! 第2回『このライトノベルがすごい!』大賞優秀賞受賞作です。

個人的お気に入り度数

宝島社様より献本をいただきました!

 鏡に映らず、自分に向けられた攻撃を「反射」してしまう謎の男・フィリップはひょんなことからはちあわせた少女・アンジェリーナを襲撃者から守りながら彼女の妹を助けるのに協力する羽目になる……というお話。

 全体的に淡淡とした語り口といい、ライトノベルというよりも翻訳モノの海外SFサスペンスを読んでいるような読み口だなあ。クールでハードボイルドだが情には弱いダークヒーロー・フィリップがカッコよすぎる。そしてびっくりするくらいアンジェリーナが萌えキャラとして描かれていない(決してけなしてるとかそういうのでなく、どこまでもアンジェリーナはフィリップの「引き立て役」に徹しているというイメージを受けたというか…)。

 フィリップの正体といい「吸血鬼」の話といい、謎が謎を読んでうやむやにした感じのラストは色々「その先」を想像させる感じで心地良いモヤっと感がありとてもよかったです。

 挿絵が乙女ゲー系で有名なかただったり……と、露骨に女子を釣ろうとしてる感じですが、確かにこの内容は「女子にも読んで貰いたいラノベ」かも。というか、一般女子の嫌う「ラノベ臭さ」がほぼ無い気がするので、ラノベが苦手な女子に読ませて感想を聞いてみたい。


読了記録まとめ[2011年10月分]

 10月のラノベ読了冊数は11冊でした。久しぶりにマンガ以外で2桁……
ラノベといってもBLが3冊入っていることは内緒です。内緒です!!

 「STEINS;GATE 亡環のリベリオン」最終巻限定版についてきた小冊子の未来話が猛烈なオカダルだったのですが、いや、オカダルとかそういうのを置いておいても未来のオカリンとダルの友情話として破壊力が激高だったんですがなんでこれ小冊子特典なんですか。しかもこの限定版、何気に売り切れ早かったよね……布教したいこの気持ちをどこで我慢したらいいのか。色々な意味で困ります。

10月の読書メーター

読んだ本の数:21冊 / 読んだページ数:4185ページ / ナイス数:59ナイス
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